ロックマイティ
（土質改良材）

普段何気なく見過ごしている工事現場でも、石灰は大事な役目を果たしています。
その中には道路や建物を築造できない軟弱土もあります。
このような土を石灰安定処理によって工事を進められる強固な土にすることができます。
この目的で開発されたのがロックマイティです。
ロックマイティは石灰を主成分とし、無機系材料を適正に配合した固化材です。
ロックマイティには、発塵抑制型固化材、石灰系固化材、
石灰・セメント複合系固化材の三つの系統があり、
処理対象土あるいは施工方法によって現場に適したタイプを選定できるよう配慮されています。

石灰安定処理の用途

石灰安定処理工法の土木工事への応用分野は極めて広く、
道路・宅地造成・鉄道（地下鉄を含む）・構造物の基礎地盤などの広範囲に及んでいます。

表層安定処理工法

路床・路盤の改良

仮設道路の改良

浅層安定処理工法

宅盤の改良

擁壁基礎の改良

盛土の改良

管・人孔基礎の改良

建築基礎の改良

のり面の改良

深層安定処理工法

石灰杭工法

粉体噴射攪拌工法

石灰安定処理の反応原理

消化吸収膨張作用

生石灰を用いた場合のみ生ずる作用で、生石灰自体の水和反応による土中水分の固定、発熱による水の蒸発促進、及び水和に伴う体積膨張作用があります。
●　水分の固化体：生石灰量の32％
●　発熱：1.17kJ/g生石灰
●　体積膨張：生石灰体積の2倍

団粒化作用

石灰のカルシウムイオンと土との間のイオン交換反応などにより、土粒子が電気的に凝集する作用をいい、この作用により粘性土の塑性指数が減少します。

土と石灰の化学的結合作用

イオン交換作用に引き続き、粘土鉱物やコロイドを形成しているシリカやアルミナと反応（ポゾラン反応）して、安定した結晶鉱物を生成しながら硬化します。
この効果は、長期にわたって進行し、耐久性と安定性が期待できます。

製品詳細

石灰系固化材

生石灰を主成分とし、セメント成分を含まない無機系材料を適正に配合した固化材です。
セメント成分が含まれておりませんので、六価クロム溶出量の事前試験は必要ありません。

製品名：ロックマイティ H

形状	粉粒体・粉塊体粒度範囲 0～3mm、0～30mm
荷姿	フレコン
特徴	セメントを含まないため、六価クロム溶出試験実施の義務がありません。生石灰では反応の鈍い、ヘドロや有機質土に有効です。
対象土	ヘドロ、有機質土、粘性土、シルト

製品名：ロックマイティアルファ

形状	粉粒体・粉塊体粒度範囲 0～3mm、0～30mm
荷姿	フレコン
特徴	セメントを含まないため、六価クロム溶出試験実施の義務がありません。複数の無機系材料を適正に配合する事で、粘性土から火山灰質粘性土、シルト、砂質土まで対応しております。
対象土	粘性土、火山灰質粘性土、シルト、砂質土

石灰・セメント複合系固化材

生石灰を主成分とし、セメント成分等を適正に配合した土質改良材です。
無機系材料を配合することにより、ヘドロ、有機質土、粘性土、火山灰質粘性土及びシルトに至るまで目的に応じて、改良効果を高めた製品です。

製品名：ロックマイティ S

形状	粉粒体粒度範囲 0～3mm
荷姿	バラ、フレコン
特徴	石灰セメント複合品低含水比用。すばやくかつ穏やかに土と反応し、広範囲の土に対応できます。
対象土	ヘドロ、有機質土、粘性土、火山灰質粘性土、シルト、砂質土

製品名：ロックマイティ L

形状	粉塊体粒度範囲 0～30mm
荷姿	フレコン
特徴	石灰セメント複合品高含水比用。塊状であるため、局部的に発熱し土の水分の蒸発を効果的に促進します。
対象土	ヘドロ、有機質土

※ 粒度範囲は目安です

発塵抑制型固化材

製品名：ロックマイティ W（消石灰系）

形状	粉湿体
荷姿	フレコン
特徴	消石灰を主成分とし、無機系材料を適正に配合し、防塵加工を施した無機質で無害な固化材です。発塵抑制型ですから市街地でも容易に施工ができます。経済性の点でも、添加量を減少させ一次混合で目的達成が可能であり、粘性土、シルト等に改良効果を高めた製品です。
対象土	粘性土、シルト、粘土シルト混じりの砂質土

製品名：ロックマイティセブン（生石灰系）

形状	粉粒体粒度範囲 0～3mm
荷姿	フレコン
特徴	生石灰に無機系材料を適正に配合し、防塵加工を施した固化材です。有機質土、粘性土等にも優れた効果を発揮します。発塵抑制型ですから市街地でも容易に施工が可能です。
対象土	有機質土、粘性土、火山灰質粘性土、シルト

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TEL：03-3551-2191

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