道路
道路用砕石としての石灰石は、磨り減り減量がやや大きいものの、吸水率0.1%以下で、硫酸ナトリウムや硫酸マグネシウムによる安定性試験や骨材反応においても良好な性質を持ち、砕石としての耐久性については優れている岩種といえます。 また、塩基性で疎水性もあり、アスファルトとの密着性も良いため、交通荷重による舗装に弾力性を持たせるための性質にも優れています。
特徴
アスファルトフィラーとしてタンカルが主に使用されていますが、
これに数%の消石灰を添加すると下記の効果があります。
- 1アスファルトと骨材との剥離防止効果が大きい
- 2有機系剥離防止材に比して混合プラントでの耐熱性が高く、一般的には廉価である
- 3アスファルトコンクリートの強度と粘りを増し、耐水性も向上する
- 4低級な骨材に対して膨張率を下げ、体積変化を小さくする