サーパス
(皮革なめし用)
皮革製造のなめし(脱毛工程や繊維を柔らかくする工程)において、
一般に消石灰が使用されております。
サーパス.PFTは丸半商事㈱と秩父石灰工業㈱が開発した皮革用消石灰です。
従来の消石灰と比較すると使用量が半分で済み、スラッジを大幅に削減できます。
また食いが良く脱灰で抜けやすい為、水洗い・脱灰時間の短縮化が図れます。
従って水道及び電気料金の節減にもなります。
さらに設備の稼働時間が短縮されることにより、モーター、タイコの破損頻度の減少も期待できます。
特徴
- 1消石灰の使用量が半減できます。
従来の消石灰に比べ、約半分の使用量で皮をなめす事ができます。(当社比) - 2水の使用量が削減できます。
平均200枚の豚皮製革のときに30t~32tの水を必要としますが、(T社:下水道局調べ)
サーパス.PFTを使用したときは14t~16t(I社:下水道局調べ)となり、水の使用量を大幅に削減できます。 - 3電気使用量が削減できます。
脱毛、再石灰の水洗時間が短縮でき、電気使用量を削減できます。 - 4モーター、タイコの破損が少なくなります。
設備の稼動時間が短縮されることにより、破損が少なくなると期待できます。
お客様から頂いた
サーパス.PFTの評価
- 柔らかく光沢の良い革ができる。(H社・パドル)
- 革が良い。消石灰使用量が大幅に減り、スラッジ量も減った。(T皮革協業組合)
- スラッジ量が従来の半分になる。水の使用量が大幅に減り、経済的に優れていた。(S社・ドラム)
- 仕上げ革の概観評価と機械的性質は特号消石灰と比較しても遜色なく、銀面は細かくソフトであった。
サーパス.PFTは今まで普通の消石灰を使って皮をなめしていた皆様に新しいなめしの可能性を提供いたします。
【日本皮革技術協会発行「皮革科学 Vol.48,No.4(2003)」掲載】
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